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高級住宅街

二子玉川の金持ち豪邸と多摩川の低地

地形は上野毛や瀬田の高台と玉川の低地

高級住宅街|二子玉川の金持ち豪邸と多摩川の低地の画像

高級住宅街として人気の二子玉川。本当のお金持ちの豪邸が並ぶ高台と、マンションが並ぶ多摩川沿いの低地に分かれています。

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二子玉川は高級住宅街なの?

二子玉川といえば高級住宅街のイメージがあります。

二子玉川駅と二子玉川ライズ

特に近年は人気があり、「ニコタマダム」や「VERYママ」といったお金持ちの奥様や高所得の旦那を持つママさんを表す言葉がこの街には似合います。

たしかに、全体的に所得が高い人が多く地価や賃貸家賃も高めです。

一方で、二子玉川駅の近くには昔ながらの下町のような商店街もあります。

二子玉川の商店街

実のところ街の大部分は多摩川沿いの低地の街であり、元々は自然が多い農村を元に発展してきた街なのです。

二子玉川の住宅街

二子玉川駅近くの低地帯に建つ高層マンション

お金持ちが住む二子玉川周辺

二子玉川にお金持ちのイメージが強いのは、近くに驚くような豪邸が並ぶ本当の超高級住宅街が多くあるのです。

二子玉川周辺の高級住宅街地図

二子玉川周辺の高級住宅街。「瀬田」や「上野毛」といった超高級住宅街があり、「田園調布」や「成城」や「自由が丘」なども近くです。

二子玉川の発展の原点は玉川高島屋SC(ショッピングセンター)ですが、この日本初の郊外型ショッピングセンターはこれら高級住宅街をターゲットにした高級百貨店なのです。

玉川高島屋

当時はまだ葦原が広がっていたような郊外の二子玉川は、周りに高級住宅地に住むマダム達の大いなる購買力を引き込んで成長していきました。

渋滞する休日の二子玉川

今でも高級百貨店である「玉川高島屋SC」。高級ブランドが並び、駐車場には高級車がずらりです。

このように元々は郊外のお金持ちを惹きつけた二子玉川は、やがてこの街自身が「お金持ちの街」としてブランド化が進み、住みたい街としての人気を高めていったのです。

言わば二子玉川はお金持ちが住む街というよりもお金持ちが買い物に来る街であり、それが現在の大規模な開発にもつながっているのでしょう。

二子玉川駅周辺

他の田園調布や成城が純粋な意味での高級住宅地だとすると、二子玉川は商業都市としての様相が強いのです。

一方、二子玉川の高級住宅地と言えば一部の区画です。

二子玉川駅の東側である「瀬田」や「上野毛」は、驚くような大邸宅が広がる都内有数の高級住宅地なのです。

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高台の「瀬田」と「上野毛」

二子玉川で本当のお金持ちが住むのは高台の上。

瀬田・上野毛の高級住宅街

住所としては「瀬田」や「上野毛」の一部であり、これら高台に広がる高級住宅街には驚くような豪邸が並んでいるのです。

高台の高級住宅街と国分寺崖線

地形的には武蔵野台地と呼ばれる台地の上であり、下の多摩川沿いの低地とはけっこうな高低差で隔たられています。

ちなみにこの高台と低地とを分ける部分は国分寺崖線と呼ばれ多摩川に沿って続いているのですが、東京の西側にある昔からの高級住宅地はこの国分寺崖線の上側にあります。

まさにお金持ちは高台に住むんだということを実感させられます。

二子玉川駅からこれら高級住宅街へは急な坂を登っていきます。

高級住宅街へ行く

こんな急坂じゃ毎日の通勤が大変だろと思うのですが、本当のお金持ちは自家用車があるだろうし、そもそも毎日会社に出る必要もないんだろうな。

この斜面は本当に急なもので、低地と高台との標高差が本当に大きいものなんだなと感じます。

瀬田の高級住宅街

国分寺崖線の下には丸子川という小さな河川が流れているのですが、これが低地と高台とを分ける境界です。

急坂を登りきって高級住宅街エリアに突入すると街の雰囲気も変わります。

瀬田の高級住宅街

敷地が広い豪邸は緑も多く、豊かな自然が残されている別荘地のようでした。

暑い夏だったのに涼やかな風が通り過ぎ、静かで落ち着いています。人通りも少なく、時々すれ違う高級車の静かな音だけが響いている感じでした。

瀬田の高級住宅街のゴルフ練習場

ほとんどが住宅だけのエリアなのですが、インターナショナルスクールやゴルフ練習場といったまさにお金持ちのための施設が揃います。

瀬田の多摩美術大学の横

街は高台と低地とが入り組んでいて急な坂と斜面とが多い。そして多摩美術大学の横を通る駒沢通りで区画が分かれ、北側が「瀬田」で南側が「上野毛」です。

東急総帥の「五島美術館」

この地には歴史的なお金持ちも住んでいました。

上野毛の五島美術館

東急の実質的な創業者である五島慶太です。

▽五島慶太 東京急行電鉄(東急)の事実上の創業者。小田急や京王などの私鉄各線も一時はその傘下にありました。 五島慶太 - Wikipedia

彼の住んだ大邸宅の一部が五島美術館として開放されているのですが、そこにはコレクションであった国宝:源氏物語絵巻なども所蔵されていて、本当のお金持ちの財力をまざまざと見せつけられます。

東京の鉄道王とも言われる五島慶太がこの二子玉川の高台なのです。

ぽっかりと空いた谷底には東急線の線路が通っていて、ここから多摩川方面を見渡せます。天気の良い日には富士山も眺められるということで、高みから見るこの風景はまさに絶景だったのでしょう。

瀬田の高級住宅街を走る東急線

多摩川を眺めるとそこには楽天クリムゾンハウスも入る二子玉川ライズタワーが見えました。

多摩川の低地帯マンション

さて、この二子玉川で近年進んだ再開発は多摩川沿いの低地帯で行われました。

高級住宅街から二子玉川を望む

二子玉川は東急にとってのドル箱ということで、駅前には大規模商業地である「ライズショッピングセンター」が建ち、まさに世田谷の商業エリアの中心地です。

お洒落で高感度なショップが多くアーバンライフを楽しめながらも、多摩川に残されている自然も魅力的。

二子玉川に住む

まさに理想的な生活を送るには持ってこいの街です。

元々の低地帯には高層マンションが建ち並び、二子玉川公園にあるスターバックスにはお洒落なVERY系ママが集まります。

二子玉川公園店のスターバックス

さて、この二子玉川公園には眺望広場という堤防上の開けた公園があります。

二子玉川公園の堤防

まさにその名の通りここの公園からの眺望は素晴らしく、とても気持ちの良い場所です。

住む場所において眺望の良さというのはやはり大切で、この夕陽が沈む多摩川を高みから見られるというのは二子玉川に住む理由の一つでしょう。

この公園の側には高層マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」があります。

時代は変われど、眺望の良さというの明日からの活力になるんだと思います。



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